このブログでは、60代で転職するためのノウハウについて解説しています。
現在60代です。シニア世代ですが、転職をしたいと考えています。
転職はできますか?
転職を成功させるためにはどうしたらいいでしょうか?
転職の手順について教えてください。
今回は、このような疑問にお答えします。
記事の内容
- 60代の転職の現状が分かる
- 60代の平均年収が分かる
- 60代の転職の手順が分かる
本記事の信頼性
この記事を書いているアラフォーの僕は、転職を1回経験。
転職先の会社で安全管理を担当しており、本業の収入で年900万円ほど稼いでいます。
シニア世代の60歳の方が、無事に転職できるように転職の現状や手順についてご紹介していきます。
60代の転職のノウハウを知ることで、60代でも、転職することができるようになりますよ。
3分で読めるので、60代で転職をしたい方は、最後まで読んでみてください。
60代(シニア世代)の厳しい転職の実情
昭和の時代であれば、
定年後は夫婦でゆったり過ごしたり
国内外の旅行に出かけたり
自分のやりたいことができる特別な時間でした。
しかし、現代は
- 「物価の上昇」
- 「保険料の上昇」
- 「年金の不足」
などの影響でお金がより必要な時代となり、60歳でも働く必要性がでてきました。
これまで勤めていた会社に再雇用して頂くケースも多いですが、なかには再雇用する仕組みがないために、定年退職して無職になるケースも多くあります。
定年後も安定した生活を送るために、再就職を希望する方が増えています。
しかし、60歳の年齢を考えると体力を使う仕事や長時間労働は、考える必要があるでしょう。
60代の転職の現状
60歳で初めて転職する方や過去に転職した経験がある方もいますが、転職は体力や時間を必要とするため、年齢には関係なく大変な活動です。
60歳であれば、体力や持久力の衰えが出始める頃ですので、若い頃のようなフットワークの軽さは期待できないでしょう。
ただ、今回の転職が無事に成功すれば、安定した日々を過ごすことができますので、転職活動の期間中は無理せずに頑張ってください。
60歳のシニア世代でも、転職を成功できるように、現状の転職事情や給与面について紹介していきます。
60歳はシニア世代?シニア世代の年齢はいつから?
一般的に中高年と言われる年代は、40代~50代半ばぐらいまでを指します。
高齢者雇用安定法では、「45歳以上65歳未満」と明記され、ミドル世代は35歳~54歳までをいい、55歳以上をシニア世代と呼びます。
なので、60歳はシニア世代となりますので、求人票にシニア世代と表記があれば、55歳以上のことを指していると考えてよいでしょう。
60代の転職市場の現状
現代のシニア世代にあたる「55歳以上」の方の転職状況は年々増加傾向となっています。
日本では、少子高齢化が深刻な問題となっており、雇用の採用・維持が難しくなっています。
若手の人材を確保することが難しくなっている状況から、経験やスキルのあるシニア世代の人材の需要が高まっていますので、シニア世代にも転職のチャンスがあると言っていいでしょう。
弊社でも、経験やスキルを持つ40代、50代、60代の採用を積極的に行っています。
かつては、年齢で諦めるケースもありましたが、現代では熟練した経験のあるシニア世代を積極的に採用している企業もありますので、安心してください。
60代の労働者はどのくらい増えたのか
先ずは、内閣府が公開している「令和4年版高齢社会白書」を調査を見ると、60~70歳代の推移は、増加する結果となりました。
- 【年齢別】就業率の推移(2011年・2021年)
- 60~64歳:57.1%・71.5%
- 65~69歳:36.2%・50.3%
- 70~74歳:22.8%・32.6%
- 75歳以上:8.4%・10.5%
2021年の調査結果を見ると、60代で働くことは当たり前となり、再雇用して働く方や転職して働く方など様々な就職事情があると言えるでしょう。
現代では、60代でも働くことは当たり前かもしれませんが、いつまでも働ける訳ではありませんし、生涯が仕事だけの生活となってしまいます。
定年後は、「世界中を旅行したい」、「夫婦や友人とスポーツを楽しみたい」などの目標があると思いますので、定年後の不足分のお金はサクッと稼ぎましょう。
定年後の不足分のお金をサクッと稼ぐために、本業と並行して副業も始めてみましょう。
本業で不足しているお金を副業で補うこともできますし、副業が順調に進むことで副業が本業になることもあります。
また、副業に取り組むことで、本業の転職活動中の資金となったり、本業が失業した時の資金に変わったりします。
以下の記事を読んで、副業についても始めてみましょう。
》就転職に強い、資格取得スキルアップ専門校ヒューマンアカデミー
60代の平均年収はどのくらいか?
60代の働き方は人によって大きく異なりますので、平均年収については参考にしてください。
なぜなら、今まで勤めて会社で再雇用として働くなら大幅な年収のダウンはありませんが、今まで勤めていた会社を退職して働く場合は年収が大幅にダウンするでしょう。
実際に、今まで勤めていた会社で再雇用として働く場合は、再雇用前の年収に対して約20~40%ダウンで働きます。
実際に弊社において、再雇用する場合の年収は、これまでの年収に対して20%ダウンですので、大幅なダウンでは無いですね。
それでは、60代で働く方の平均年収を見ていきましょう。
実際に60代で働いている方は、国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」より給与所得者の平均年収は500万円前後です。
500万円前後の年収が高いか、低いかは、各個人のおかれている金銭事情や老後の環境によりますので、参考の年収としておきましょう。
年収を気にすることも重要ですが、これから働く仕事先を決めることは、老後生活においてかなり重要になります。
以下の記事を参考に準備を進めて行きましょう。
60代が転職活動を成功させるための手順
シニア世代の転職の現状を把握した後は、さっそく転職活動の準備を進めていきましょう。
先ずは、これまでの仕事の経験やスキルは無いか考えてみてください。
自分を知る自己分析からあなたの「強み」、「弱み」を知ることができ、次の就職先を見つけるヒントになります。
①自己分析|過去の経験、スキル、ノウハウを活かして転職活動を進める
大卒であれば20代前半から働き始めて、定年となる60~65歳まで働き続けた場合、約40年の間にコツコツと積み上げてきた経験やスキル、ノウハウを持っています。
約40年の間に積み上げてきた経験やスキル、ノウハウは、転職する際の武器となり、書類審査や面接時のアピールポイントになりますので、しっかり情報を整理しましょう。
具体的な自己分析の方法は、以下の記事を参考にしてください。
②資格を取得|過去の経験と資格を掛け算して転職活動を進める
過去の経験、スキル、ノウハウを活かして転職活動を進めても、他のシニア世代の方が採用されて、仕事が決まらないケースが出てくるでしょう。
少しでも採用の確率を上げるために、資格の取得をおすすめできます。
資格の勉強をすることで、これまでの経験を体系的に学ぶことができ、知識や情報量が圧倒的に増えます。
さらに、過去の経験やスキル、ノウハウを裏付ける資格があることで、他のシニア世代と差別化でき、転職活動が有利に進むでしょう。
過去の仕事や経験にあった資格を取得するようにしてください。
具体的には、
- 経理として働いてきた場合 → 簿記2級を取得
- 営業として働いてきた場合 → TOEICスコア800点を目指す
- 設備屋として働いてきた場合 → 電験三種(第三種電気主任技術者など
上記の資格以外におすすめの資格は、以下の記事を参考にしてください。
③書類の準備|自己分析の結果をもとに履歴書、職務経歴書を作成しよう
転職活動を進めるにあたっては、「履歴書」、「職務経歴書」の作成が必要です。
まず企業の採用担当者は、書類の内容を確認して、求める人物像に合致しているか判断します。
実際に書類の内容で次の選考に進めるか決まりますので、「履歴書」、「職務経歴書」の作成は慎重に進める必要があります。
具体的な「履歴書」、「職務経歴書」の作成方法は、以下の記事を参考にして、進めてくださいね。
④面接の準備|履歴書、職務経歴書の内容をもとに対策しよう
履歴書、職務経歴書を作成した後は、面接の対策をしていきましょう。
一次面接、二次面接、役員面接を通過しないと、採用はされないことを頭に入れておいてくださいね。
面接の対策をする際は、最低限、履歴書や職務経歴書の内容と面接の回答内容は合わせることを意識しましょう。
なぜなら、採用担当者は、事前に履歴書や職務経歴書の内容を確認していますので、面接の回答内容と異なってしまうと混乱します。
実際に面接の会場で
「私は年間30社以上に技術営業をしていますので、顧客との折衝やコミュニケーションを得意としています。」
の回答に対して、
履歴書の内容は
「顧客からの意見や要望をヒントとして、新製品の開発に力を入れ、年間3件の新製品を生み出す開発力があります。」
と記載があると、技術営業力が得意なのか、開発力が得意なのか、それとも両方得意なのか分からなくなります。
面接で回答をする際は、採用担当者も悩ませないように、履歴書、職務経歴書の内容は事前に把握してくださいね。
実際に私は面接会場で「あなたはどちらが得意なの?」、「履歴書が間違ってるの?」と聞き返されてしまい、採用担当者を困らせてしまいました。これから面接を受ける方は注意してくださいね。
⑤60代(シニア世代)におすすめの転職エージェント、転職サイトに登録しよう
自己分析、書類作成(履歴書、職務経歴書)、面接の対策が終わった後は、転職サイトに登録しましょう。
転職サイトには、あなたに合う求人や転職に関するヒントがもらえますよ。
転職サイトを通して、実際に転職を成功させている方もいますので、サクッと登録してくださいね。
下記に、60代(シニア世代)におすすめの転職サイトをご紹介しますので、ぜひ利用してください。
①おすすめの転職エージェント「dodaエージャント」
dodaエージェントは、パーソルキャリアが運営する国内トップクラスの転職エージェントです。
求人数も多いため、自分にあった会社を探しやすいメリットもあります。
首都圏や都会だけの求人ではなく、地方での転職や、50代や60代での高齢の転職などでも、求人が見つかる可能性がある転職エージェントです。
サクッと登録を済ませて、求人案内を見てみましょう。
》転職相談をするならdoda
dodaエージェントは、私も転職活動の際に活用しました。実際に利用してみて、キャリアアドバイザーが転職活動の悩みを聞いてくれたり、アドバイスを頂けたので、効率的に転職活動を進めることができました。転職満足度は非常に高い転職エージェントになりますので、登録することをおすすめします。
②おすすめの転職エージェント「マイナビAGENT」
転職活動に関する情報や悩みを解決したい場合は、転職エージェント業界で歴史のあるマイナビエージェントはおすすめできます。
転職サイトに掲載されていない求人や大手・有名企業の求人を知りたい方は、是非マイナビエージェントを登録してみましょう。
》じっくり転職相談をしたいならマイナビエージェント
③おすすめの転職サイト「コウジョウ転職」
ものづくりに携わりたい、製造業の正社員として働きたい方は、「コウジョウ転職」はおすすめです。
独身寮や社宅を完備している求人もありますので、独身の方や既婚の方でも、安心して求人を探すことができるでしょう。
また未経験の方でも、歓迎してる求人がありますので、自分にあった求人はないか確認してくださいね。
》100%寮付き求人を掲載の住み込み求人サイト【スミジョブ】
60代におすすめの参考書を紹介!
60代(シニア世代)で転職を考えている方は、書籍による情報のインプットもおすすめです。
本には、インターネット上に掲載されていない情報や転職に関するノウハウを知ることができます。
実際に私は、書籍の内容を参考に自己分析や転職の面接対策を実施して、転職を成功させました。
以下に紹介する書籍は高価な本ではないので、必要であれば購入して、転職を効率的に進めましょう。
【自己分析】書くだけであなたの「強み」が見つかるノート
「あなたの強みを見つけよう」と本ブログでも書いていますが、その強みを仕事で生かしているか?と振り返ると、実際は活かせていないことが多いと思います。
我々の強みや個性は、会社の人間関係の中で成立するので、相手や働く環境次第で大きく変わる場合がある。
なので、あなたの強みを使って相手に喜んでもらうためや、会社や働く人に貢献できてこそ価値があります。
相手の事を常に考え、価値を提供し貢献していくことで、相手に心から喜ばれ、強みを育てていくことができる。
我々の強みは、価値提供する軸を見直すことで、成長し続け、さらに深く、広がっていきます。
本書籍のワークシートは、何度でもダウンロードでも可能なので、必要な時に利用できますよ。
【履歴書・職務経歴書】それでも書類選考で落とされない履歴書・職務経歴書の書き方
初めて転職をする方は、職務経歴書をどう書くべきか分からないと思いますが、本書では履歴書・職務経歴書の書き方の基本を体系的に学ぶことができます。
本書では、あなたのネガティブな経験をアピールポイントに切り替えるための書き方のコツを紹介。
本文中にある着目点は「履歴書や職務経歴書の作成を習慣化」という点です。
履歴書や職務経歴書の作成は、就職活動、転職活動をしてる期間中だけという方が多いと思いますが、本書では、日頃からアップデートすることを推奨しています。
あなたが転職すると決めた時に、抵抗なくかつ、円滑に書類を作成し送付することができます。
また、あなたの経験や生き方の記録・方向性を振り返る機会にもなるので、習慣化することで将来のキャリアが充実していきますよ。
【履歴書の用紙】日本法令 履歴書10枚入り 労務11-3E
手書きで履歴書を書く方は、こちらの履歴書のシートをご使用ください。
【業界研究】「会社四季報」業界地図 2023年版
就職活動や転職活動の際、会社の規模、関係性や業界のフローを把握することができる最高の本です。
転職活動で業界全体を把握し、企業研究をしたい方、株式投資で資産を増やしたい方、ライバル会社の動向を知りたいビジネスマンのに読みやすくかつ全体像を把握するのに非常に有益。
【面接対策】採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する
本書籍は、面接の対策として、より実践的な内容となっています。
書籍内には、面接で質問をされる事の本音と建て前が書いてあり、書籍のボリュームとして十分にあります。
すべての質問に対して、自分の言葉で回答を準備できれば、面接で適切に回答できると思います。
それ以外の役立つ内容として、
- 性格のチェック
- 一次面接、二次面接の対策
- 面接時の話し方や作法について
面接の対策として、面接自体に慣れることが必要なので、志望度の低い会社で経験を積みながら、実力を身に付けていきましょう。
また、あなたを評価する会社の人事も人間です、リラックスして面接に参加してくださいね。
60代(シニア世代)で転職を簡単に成功させるためにはやる気が必要!
この記事では、60代(シニア世代)の転職活動の現状から採用されるまでのノウハウをまとめました。
シニア世代でも、やる気と経験、スキルがあれば、転職することは可能です。
現在、定年後は再就職をせずに第二の人生を歩む方も多いですが、再雇用や転職する方も少なくありません。
なぜなら、老後の資金問題や年金の受給金額が不十分といった問題があるため、まだまだ働きたいシニア世代がいます。
採用する企業側もシニア世代の人材は、経験や熟練したスキルがあるため、大変貴重な存在と認識しているでしょう。
今から、転職を始めるという方は、周りのシニア世代の転職者と差別化を図るために、
本記事を何度も読み込んで、
正しい手順で転職活動を進めて行きましょう。
当ブログでは、転職活動に関わる情報をまとめているので、より具体的なロードマップは以下の記事を参考にしてください。
》【転職者必見】最短で転職するためのロードマップ!8つの手順を解説
記事を読み終えたら、さっそく転職にチャレンジしましょう!
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