転職の二次面接はどのような質問がきますか?
一次面接と何が違いますか?
二次面接の具体的な対策方法を知りたいです。
今回は、このような疑問にお答えします。
記事の内容
- 一次面接と二次面接の違いが分かる
- 二次面接の具体的な質問がが分かる
- 二次面接の対策が分かる
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、転職を1回経験。当時の転職活動中に約30社は落ちました。
転職先の会社で安全管理を担当しており、本業の収入で年900万円ほど稼いでいます。
初めて転職をする方にとって、転職の二次面接のやり方についてご紹介していきます。
実際に、僕は本記事でご紹介する方法を実践して、転職の活動期間3ヶ月で転職することができました。
これからやるべき行動を知ることで、誰でも、最短で転職することができるようになりますよ。
3分で読めるので、最短で転職をしたい方は、最後まで読んでみてください。
転職の二次面接の概要
転職活動で一次面接を通過した後は、二次面接が行われます。
二次面接をサクッと通過するためには、一次面接との評価内容の違いを把握することが必要でしょう。
転職の二次面接の質問の傾向や回答を事前に準備するために、情報をまとめましたので以下の記事を参考にしてください。
転職の一次面接と二次面接の違いは何か?
転職の面接は2回以上で実施されているケースが多いです。
それぞれの面接(一次面接、二次面説、役員面接など)で応募者が評価をされるポイントは変わってきます。
応募企業の面接担当者の部署や役職により、質問内容の掘り下げ度も変わってきますので、覚えておきましょう。
基本的な面接の順序は以下になります。
一次面接:人事担当者
二次面接:採用部署の担当者
最終面接:役員面接
応募企業の採用面接の内容によって、面接の回数、面接官の担当者が変わりますので、一次面接からしっかりと準備をしておきましょう。
僕の場合は、以下の順序で面接が行われましたので、応募企業により面接官は大きく変わりますね。
一次面接:人事担当、募集事業の役員
最終面接:工場の人事担当、工場長、副工場長、募集部署の部長、現場担当者など
最終面接では、10人くらいの面接官が座っていいて、多くの質問が来たので大変でした。
一次面接での回答についてより深堀りされる
一般的に、二次面接の面接官は、一次面接の結果や評価を受けて二次面接を行います。
二次面接も一次面接と同様な質問をされますが、より詳細に聞かれるでしょう。
特に以下の内容は深堀りされても回答できるように準備してください。
- 退職理由
- 転職理由
- 志望動機
- 自分の長所・短所
- 経歴・スキル
- 前職の業務内容
- 前職の実績・成果
などについては、色々な視点から質問をされることが予想されます。
面接担当者の部署・役職によって質問の内容が異なる
二次面接では、面接担当者の役職や所属部署により質問は大きく変わります。
それぞれの担当者別に面接のポイントを確認しましょう。
二次面接の面接担当者が人事の場合
人事の面接担当者は、中途入社の方が長く働いてくれるかをチェックします。
なので、会社とマッチする人物か長く働いてくれる人物かの質問をしてくるでしょう。
退職理由、転職理由、志望動機に一貫性があるのかを確認し、求める人物像にスレはないか評価されます。
特に応募企業に対しての志望度や熱意はあるのかを確認するために、企業研究・仕事内容の理解は必要になるでしょう。
二次面接の面接担当者が配属部署の上司の場合
現在、募集している業務に対して、経験やスキルが満足しているかをチェックします。
さらに、実際に所属チームに入った時のバランスやコミュニケーションを取れる人物かも確認されるでしょう。
特に職務経歴書の内容に重点を置かれるので、「前職の仕事での成果や実績」、「仕事の進め方」、「仕事に対する考え、軸」などをチェックされますので、注意してください。
二次面接の面接担当者が役員の場合
役員の面接は“鋭い(するどい)”イメージを持つと良いでしょう。
簡単に言うと、応募者に対して厳しい質問や直ぐに回答ができない質問がきます。
例えば、
- ウチの他にも大手企業はあるけど何でウチなの?他の企業の方が給料はいいよ。
- 募集内容の仕事は理解してる?この製品の原理やメカニズムは分かる?
- TOEICの点数が低いけどウチで働ける?顧客は海外がメインだからメールも会議も英語使うよ。
など、かなり鋭い質問が来ますので、「履歴書」、「職務経歴書」、「応募企業の募集要項」などは、しっかり確認しましょう。
転職の二次面接の質問の傾向と対策
応募企業の求める人物像とマッチしているか確認しよう
書類選考と一次面接を通過して二次面接となりますので、あなたの経歴やスキル、志望動機は応募企業とマッチしているでしょう。
これから二次面接を受ける時点で、採用担当者は応募者の転職の軸や考え、志望動機は理解していると考えられます。
なので、二次面接や最終面接で応募企業の求める人物像とズレが起きないように、再度、募集要項の確認はしてくださいね。
二次面接で、入社後はどのような価値を応募企業で発揮できるかを具体的に伝えられるように準備しましょう。
一次面接の回答と方向性がズレないように整合性を持たせよう
履歴書、職務経歴書、一次面接、二次面接の内容は揃えておき、一貫性を持たせましょう。
なぜなら、履歴書、職務経歴書、一次面接、二次面接の内容が異なれば、面接官は何が真実か分からなくなります。
実際に「履歴書」では、「新製品の開発の方向性が決まれば迅速に開発の体制を整え対応します」と記載していても
一次面接では、「新製品の開発の方向性が決まった後は、他に問題は無いか自分で慎重に調査します。」と回答した場合。
プロジェクトは迅速に対応する方なのか、慎重に行動をしていく方なのか、面接官は判断ができません。
なので、面接官があなたの人物像が明確になるように、履歴書・職務経歴書・一次面接・二次面接の内容は揃え、一貫性を持たせましょう。
転職の二次面接で必ず聞かれる質問と回答例
転職の二次面接で必ず質問をされる項目と具体的なポイントを説明します。
退職理由
退職理由の質問例
「なぜ退職をしようと考えましたか?」
「前職で部署移動や留まることは考えなかったのですか?」
退職理由の二次面接のポイント
転職理由と併せて退職理由を質問されるケースは多いです。
退職理由と転職理由に一貫性があるのか確認をされますので、両方の回答に関連性を持たせるようにしましょう。
面接担当者が退職理由を深堀する理由は、「努力(応募者自身で前職の問題は解決できなかったのか)」と「相談(誰かに相談し、改善策を見つけることはできなかったのか」などの理由を確認するためです。
「自分の努力では解決できない」、「上司に相談しても改善はされない」理由を具体的なエピソードを交えて回答をしましょう。
退職理由の回答のポイント
退職理由を回答する際は、絶対に退職しなければならない理由を伝えてください。
なぜなら、前職の仕事において、自分の努力や改善で何とかなる事案であれば、無理に転職する必要がないのではと面接官は考えてしまいます。
実際に、前職の職場の人間関係が嫌で毎日悩んでいたため、退職を検討しました。
確かに、退職したい理由の一つですが、面接官の視点で考えると「部署異動は希望したのか」、「上司に相談したのか」などと改善案を考えます。
なので、退職理由は、「前職の部署が赤字を抱えているので事業が廃止になることになりましたので、退職を検討した。」など、自分の努力では解決できない旨を面接で話しましょう。
「事業の廃止」、「希望していない部署への異動」、「製品開発の中止」など会社起因の退職理由が好ましいです。
転職理由
転職理由の質問例
「なぜ転職を決意されたのですか?」
「○○○社も十分に大手企業で年収も良いと思いますが、なぜ転職を考えましたか」
転職理由の二次面接のポイント
一次面接でも二次面接でも必ず質問をされますので、一次面接と同様の回答をしましょう。
毎回、転職理由が異なると応募者の考えがまとまっていない、準備をしていないなどと捉えられてしまいます。
なので、毎回の転職理由は、同じ回答をしてください。
また、二次面接では、一次面接より深堀をされますので、きちんと回答できるようにしましょう。
面接担当者が転職する理由を聞く狙いは、中途で入社後に「すぐに辞めてしまわないか」と「転職理由を実現する力はあるか」を判断するためです。
転職理由の回答のポイント
転職理由を回答する際は、今回の転職で「前職で○○の経験やスキルを身に付けたので、○○職種で○○の製品の開発に携わりたい」など具体的なエピソードで説明をしましょう。
なぜなら、具体性を持たせた方が、企業研究をしっかり取り組んでいることや面接官の納得感が増すでしょう。
実際に、前職では開発職として自動車の次世代の安全装置を開発した経験があるので、御社でも開発職として、○○の製品の開発に携わりたいと考えています」
などと回答すると良いでしょう。
二次面接では、「なぜその製品を開発したいの?」、「他の製品ではダメか?」、「その製品のメカニズムは分かっているか」など深堀をされますので、製品の理解を事前に深めておきましょう。
志望動機
志望動機の質問例
「当社を志望した理由は何でしょうか。」
「当社以外にも数社のライバル企業がありますが、なぜ当社に興味を持ったのでしょうか」
志望動機の二次面接のポイント
面接官は、応募者の志望動機を聞いて、「当社への志望度の高さ」、「当社を志望したい熱意」を感じ取りたいのが目的です。
他の企業ではなく、応募企業で働きたい理由を説明する必要があるので、しっかりとした企業研究が必要となります。
企業研究が済んでいない方は、以下の記事を参考にしてください。
応募企業に対しての志望動機が納得感のある回答で無い場合、二次面接の通過は厳しいでしょう。
なぜなら、他の企業ではなく応募企業を志望した理由が明確になっていないと、「志望度の高さ」や「企業研究の深さ」は面接官に伝わらないでしょう。
実際に、「御社はグローバル展開をし、世界トップシェアの製品を持っている御社の従業員として働きたいため志望しました」では、「志望度の高さ」や「企業研究の深さ」は面接官に伝わらないと思います。
現代の製造業などの業界では、グローバルに展開していることは当たり前の時代です。
さらに、世界トップシェアの製品を持っている会社は、国内に無数にありますので、他社との差を感じることは難しいでしょう。
なので、志望動機の熱意がしっかりと伝わるように、企業研究はしっかりと行い、他社との差別化した志望動機を伝えてください。
志望動機の回答のポイント
どうしても応募企業で働きたいという熱意がしっかりと伝わるように、志望動機の内容を考えていきましょう。
志望動機の構成を考えていく際は、応募企業と自分の関連性を見出して、以下の6つのポイントに着目し取り組んでください。
- 応募企業の事業概要、仕事内容は理解しているか。
- 自分の担当予定の製品・サービスの内容の理解、知識は身についているか。
- 退職理由と転職理由、志望動機に一貫性のある回答になっているか。
- ライバル企業はどこか、強み、弱みを理解しているか。
- 応募企業で活躍するために必要な経験やスキルは持っているか。
- 中途で入社後のイメージややりたいことは理解しているか。
上記を意識して志望動機を考えることで、他社を志望しない理由、応募企業を選んだ理由、入社後に貢献できる理由が明確になるでしょう。
自分の長所・短所
自分の長所・短所の質問例
「あなたの長所と短所はなんでしょうか」
「短所については、短所を軽減するための対策があれば教えてください。」
自分の長所・短所の二次面接のポイント
面接官が「長所・短所」を質問する理由は、自己分析により自分の長所・短所を理解し、仕事に活かそうとしているか。仕事の取り組む姿勢を確認することが目的です。
長所については、仕事をしていく上で、さらに磨きが掛かるでしょう。短所については、どのようにに克服していくのか改善をしていくのか、面接官は気になります。
応募者の人柄や仕事の価値観が、応募企業の人物像にマッチしているかを確認されるでしょう。
面接官に一緒に働きたいと思われる必要があるので、事前に自己分析し、自分を客観的に把握し、強み・特徴をアピールしてください。
自分の長所・短所の回答のポイント
面接官が、あなたの長所・短所を理解してもらうために、以下のストーリーで話しましょう。
- 最初に結論を話すこと
- 結論の根拠となる「理由、具体例」を話すこと
- 長所によって得られた結果、成果、実績を話すこと。
- あなたの長所を活かして、応募企業でどんな価値を提供できるかを話すこと
具体例は以下に説明します。
私の長所は、人とのコミュニケーションを大切にするところです。
現代では、メールやチャットで仕事の依頼や協力の要請をできますが、文章では伝わらない部分があるので、直接話したり、電話で話し、コミュニケーションを取ります。
必要に応じてコミュニケーションを取ることで、仕事の指示の間違いが無くなり、仕事の効率化ができました。
御社に入社後もコミュニケーションは大切にし、仕事が確実かつ円滑に進むように対応します。
続いて、短所について説明します。
私の短所は、仕事のスピードが遅い時があります。
工場の全体に関わる案件は、しっかりと調査し、上司と相談して進めるため、時間が掛かるからです。
工場の化学物質に関する調査では、各部署に連絡をするまでに2週間も掛かりましたが、おかげで特に大きな問題は無く、調査を終えることができました。
仕事のスピードが求められる時もあるので、迅速に対応できるように作業の手順書を作り、効率化を図ります。
御社でも、繰り返しの仕事については作業の手順書を作り効率化を図ります。
新規の案件は、情報収集を期間をつけて実行し、納期を意識して取り組みます。
短所についても長所と同様のストーリーで説明し、短所を改善するために何に注意してやっているかもセットで話しましょう。
短所は誰にでもありますので、短所を自分なりに考え、解決している姿勢を示し、面接官に安心感を与えてください。
当社でやってみたいこと
当社でやってみたいことの質問例
「当社でやってみたいことがあれば教えてください」
「当社に入社後のキャリアはどのようステップを歩みたいか教えてください」
当社でやってみたいことの二次面接の回答例
面接官が「当社でやってみたいことはあるか」の質問をする意図は、応募している仕事の内容や製品・サービスを理解しているが狙いです。
応募者と応募企業の方向性・実現したい未来がマッチすることで大切ですので、改めて求人票や仕事内容の理解を深めましょう。
応募者自身の「やりたいこと」、「キャリアプラン」を示すことができれば、長く働いてくれる人と理解してくれますので、しっかりと回答してくださいね。
当社でやってみたいことの回答のポイント
当社でやってみたいことを話す際は以下のフローで説明しましょう。
私は御社に入社後、○○製品の開発をしたいと考えています。
前職では、スマートフォンに使われる部品の開発をしていました。
その中で、製品開発に関する知識や設計に関するノウハウを身に付けました。
御社の○○製品についても、前職で身に付けた経験や知識、スキルが活かせると思いますので、○○製品を開発を希望します。
過去(前職)の経験・スキルを活かして、当社でやってみたいことを話しましょう。
【まとめ】二次面接の質問について、事前に回答を準備しよう
この記事では、二次面接の具体的な質問と対策をまとめました。
本記事の対策をしっかり行い、二次面接を突破してください!
面接を受ける中で、二次面接で落ちてしまうことがありますが、その際は“なぜ落ちたのか”をノートにまとめましょう。
まとめた後は、次の面接に活かしましょう。一つずつ、面接の改善をしていき、進めて行きましょう。
当ブログでは、転職活動に関わる情報をまとめているので、より具体的なロードマップは以下の記事を参考にしてください。
記事を読み終えたら、さっそく転職にチャレンジしましょう!
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